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「プロデューサーズ」 元のミュージカルも知らず予備知識もなく見ました。すばらしいミュージカル映画で、ものすごくバカな爆笑コメディでした。序盤のドリフ並みのギャグは映画館ではいかがなものかと思いましたが、面白さが尻上がりに急上昇、最後はブロードウェー愛で終わるちょっと素敵な一品です。 字幕は戸田奈津子で、「fire down below!」を「アソコが熱いわ!」とか、巨根だのなんだの直球をむやみやたらと使いたがるのは戸田"プッシー知らず"なっちの面目躍如といったところで、多少作品の品格がアレかと思いましたが、「音楽家が弾くのはG-string(G線)、殿方がお好きなのもG-string(ヒモパン、Tバック)ね」を「紅茶を淹れるのはティーバッグ、男の人はTバックが好きね」みたいに訳したのはそこそこ良いと思いました。感覚が合ったということでしょうが、こういう「台詞に専門用語がなく、見たまんまの言葉のやり取りで、下ネタ満載」作品だとなっちは上手い。まあTバックもあれだけどな。「Tバックの女王」ってのもいましたな。「Guten Tag」を「グーテンタグ」、ってのが気になった(実際は「グーテンターク」って言ってる)けど、元々「ドイツかぶれを笑う」ネタであって、厳密な訳が必要なところではないからOKかしら。他の役者の発音も「Reich」が「ライク」になってたりしたし。「第三帝国(ザ・サード・ライク)ってドイツのことだったのね」ワロタ。 この映画はとにかくテンションの高いバカソングが笑えて笑えてしかたがありません。「オープニング・ナイト」でつかみは上々、「キープ・イット・ゲイ」は前半の山場ですね。オカマ・ホモ大集合で踊りまくる様は小生も昇天寸前でございました。フレディ・マーキュリーとかビレッジ・ピープルとか勘弁してください。「ハイル・マイセルフ」も、笑い殺す気かと。「ハイル我輩」という語呂も去ることながら、SS隊長殿のゲルマンっぷりと歌い踊るソーセージ・プレッツェル・ヤークトパンサーにはチャーチルも吃驚でしょうよ。「プリズナーズ・オブ・ラブ」以降は楽しいブロードウェーナンバー。クレジット最後の「『わが闘争』買ってね…文庫版でもいいから…どこの本屋でも売ってるよ…なかったときはamazon.comで」のささやきの意味がわからんwww エンドクレジット後には少々お楽しみもあり。 *今日の萌娘 歌い踊るヒットラーユーゲントたんとヤークトパンサーたん(wwww あと、当然ユマ・サーマン演じるスウェーデン娘・ウーラ。パツキン美女だけど田舎育ちで右も左もわからないというのはアレですな、男の浪漫。 *予告 「デイジー」 「男たちの挽歌」みたいなノワールものの劣化トレンディ恋愛ドラマ版みたいな印象だけど、ちょっと見たいかも、と思った矢先「超・韓流!」というコピーで失笑した。チョン・ジヒョンたんなんか劣化しててがっかり。 「ウルトラヴァイオレット」チラシキター!!絶対見に行くZE!!!!
by tomplus
| 2006-04-23 11:33
| 映画
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