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●「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」 ※直接的なネタバレはしていないつもりですが、映画の構成に関しての言及で自然にネタバレになってるところがあるかもしれません。 ※原作大好きなのでどうしても「原作と比べて~」になってしまいます。 ※というか原作は超名作なので皆読んで。 本原作は90年代に一度映像化されています。こちらのミニシリーズも見たことあるはずなのですが、正直すっかり忘れちゃっています(汗)。「割とよくできていたけど、最後の決戦がどうしても当時の映像化技術の限界で、着ぐるみファイトみたいになってたのが残念だった」というおぼろげな記憶。 *全体 一本の映画としては、 80年代末、負け犬と揶揄される子供たちの一団が、街を恐怖のどん底に陥れた「IT」の正体にせまり、対峙するというお話。原作は「大人になった現代の"負け犬クラブ"の仲間たち」のシーンと「子供時代」の話が交互に描かれているので、本作1本だけでは原作の要素が大きく抜け落ちていることになります。 本作1本での評価はツイッターでどなたか「ホラー版『スタンド・バイ・ミー』」と述べておられましたが、まあそんな感じ(厳密に言うと、「スタンド~」も「IT」同様大人視点があってこその名作と思っているのでアレなのですが、まあ 良しとします)。『あの夏、僕たちに降りかかった恐怖体験と僕たちの戦い』的な。私としては原作バイアスがかかってしまってどうもいかんのですが、2時間ちょいドキドキハラハラガクガクブルブルさせてもらったので良かったかな。 ちなみに本作最後に「第1章(完)」と出て、アメリカでは2019年9月に「第2章」全米公開されることが発表された、ということですので、原作の内容が一通り描かれるのだろうな、と楽しみにしております。 ただ「第1章:過去編」「第2章:現代編」という構成で面白くなるのかちょっと不安が残ります。イイ年齢になった人は誰しも、いつもは子供のころのことをすっかり忘れて暮らしてるところに、同窓会とかなにかの機会に「昔こんなことしたの覚えてる?」って言われて、「え~そうだっけ…?」「あーやったやった!思い出した!そんなこともあったねえ」ってなる感覚に心当たりがあると思います。 そういったノリで過去をちょっとずつ掘り下げていくことが恐怖の世界へ再び入り込む一歩一歩であり、同時に決着をつけるための切り札にもなる、というところが「IT」の面白さのひとつと考えていますので、だから現代と過去が交錯するつくりでなければ、と思うんだけどどうでしょうか。第2章でこのあたりをどうさばいてくれるか楽しみに期待したいところです。 *細かいところ ・ペニーワイズは良い感じだったかと思います。映像技術が進歩して作り物感を感じることが少なくなったことは、ホラー映画も恩恵を受けていますね。感染症患者のお化けみたいなのに追いかけられるところだけちょっと安っぽかったかな? ホラー表現的なところで言うと、怖い画面・グロ表現、急に飛び出してドッキリ!っていうお化け屋敷的な、定石的な感じの怖さだったので、まあどうということはありませんでしたね(膝をがくがくさせながら)。 ただ個人的に原作で一番怖かったところを忠実にやってくれたので(白目)。 ・ベン・ハンスコムとベヴァリー・マーシュの甘酸っぱい辺りは原作大好きなのですが、映画もまあまあ良かった。 ・クモ出てこなかったですね。カメのモチーフは出てきたのでktkr!!ってなったけど。 ・映画でいわゆる「過去」にあたる80年代末は、原作の「現代」にあたる年代です。例の「周期」がもう一周してしまった!原作ではノスタルジー感あふれる50's末カルチャーを思い浮かべて楽しんでたのに、映画では「ニューキッズ・オン・ザ・ブロックが流行ってる」とかいって急に俺ら世代の話になってて、それこないだの話じゃん!クラスの女子もカンペン持ってたわ!みたいな。 ・ベン・ハンスコムのあだ名がヘイスタックじゃなくなってたけど、80年代末にはもうヘイスタックはなかったってこと? *片渕監督作品との関係 「この世界の片隅に」の片渕須直監督も原作者のスティーヴン・キングのファンのようです。「『ブラックラグーン』にはキングネタを多く入れこんだ」趣旨の発言もありますし、「マイマイ新子と千年の魔法」で子どもたちがダム遊びで結束を高めるシーンには、まさに「IT」のニュアンスが入っているという記事もあります。今回の映画では、ダム作りのシーンがそっくり省略されていたので非常にガッカリです(笑)。 二人の作風って似てるんですよね。ディテールを積み重ねて現実味を帯びた作品世界の中でなにかが起きる(あるいは起きない)という。「リコリスの赤い泡菓子を5個、黒を5個、ルートビア・バレルを10個(1セントで2個)、5セントのキャンディ・ペーパーをひとつ」と「キャラメル大箱10銭、小箱5銭」って、まったく同じことを表現しているように感じますよ。(「キャラメル~」はこうの史代氏の原作にあるところですけどね) キングの作る物語は「人生いろいろあるけど、生き方によって光は闇に勝つ(負けたりもする)(キリスト教的思想)」、 片渕監督は「人生いろいろあって、光も闇もあるけど、まあそれが人生だよね」みたいな感じでしょうか(いや、あまり真に受けないでください/笑) 助言:青の零号様
by tomplus
| 2017-11-10 20:57
| 映画
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